アパレル・ファッション業界転職_退職するとき読むブログ

退職の意思が固まったら…

◆ファッション業界 退職までの一般的な流れ [STEP①~⑤ ]

STEP①在籍しているアパレル会社の就業規則(退職についての事項)を確認しましょう。

STEP②退職希望日を記載した退職願を作成しましょう。

STEP③直属の上司に、退職を申し出、退職願を直接手渡しましょう。
(就業規則・社内規定(メールや郵送)など、特に指定がなければ、
 会議室などほかの社員がいない場所で直属の上司に直接手渡ししましょう
 退職の承認をもらい、双方合意の上、退職日を決定します。

STEP④退職日が確定したら、退職日を記載した退職届を提出
 ※会社規定の退職届がある場合は規定に準ずる必要があるので確認する

STEP⑤退職(労働契約が解除されます。)退職後の手続きへ

 

STEP①の在籍しているアパレル会社の就業規則を確認する理由

就業規則についてはこちら

例えば、就業規則に「2カ月前までに退職願を提出する」との記載があるとします。
よく確認せず、1カ月前に何の前触れもなく突然上司に対して退職願を提出してしまうのは社会人のマナーとしてはどうでしょうか。それが原因となり、円満な退職ができなかったり、退職まで難航しかねません。

企業によっては部署業務の状況で引継ぎ期間を想定したうえで期間を定めていたりするので退職を申し出る前に、必ず就業規則を確認するようにしてください。

※項目の記載のされ方はとしては以下のような例を参考に
例:「退職の手続きに関する項目」
退職希望日の○○カ月前までに、退職願を直属の上司を経由して会社に提出する

ただし・・・
会社の同意がなければ退職できないというものではありません。
法律では以下のように定められています。

民法第627条~退職の自由~
期間の定めのない雇用契約については、解約の申し入れ後、2週間(但し、月給制の場合は、当該賃金計算期間の前半に申し入れを行う)で終了する。

悩んだりどうしたらいいか迷った場合は1人で決めないで相談していただくことをおすすめします。

アパレル業界 「退職願」「退職届」の違い

「退職願」※提出後撤回可能(場合による)
▼退職(労働契約の解除)を会社に願い出るための書類
・書面の退職願は必ずしも必要ではありません。口頭で伝えても問題はないのですが
・退職願を直属の上司に提出することで、退職の意思が固いことを示すことができます。
・会社に退職(労働契約の解除)の申し入れをした証明を残すことができます。
※転職先が決まっていて、退職交渉の時間が短い場合は準備しておくといいでしょう。

「退職届」※提出後撤回不可
▼退職することが確定した後、退職を会社に対して届け出るための書類
※会社規定の退職届がある場合や、上司ではなく人事部宛てに出す場合など、会社ごとに書類や提出先が異なりますので、
直属の上司に確認しましょう。

STEP⑤退職後の手続き

手続きは大きく2つあります。
【会社での退職手続き】と【公的手続き】です。

【会社での退職手続き】

▽会社から→退職するあなたへ

■雇用保険被保険者証
■源泉徴収票
■年金手帳
■離職票(転職先が決まっている場合は不要)
※通常は、退職後10日以内に交付されます。届かない場合は確認してみましょう。
■社会保険の資格喪失を証明する書類(すぐに転職しない場合は必要)
国民年金・国民健康保険に加入する必要がありますので、
(退職証明書や健康保険・厚生年金被保険者資格喪失証明書など)を
もらっておくことをお勧めします。

▽退職するあなた→会社へ

■健康保険被保険者証
■社員証やIDカード(身分証明書類、社章)
■通勤定期券
■会社の所有物となるものの返却
・制服、貸与服、作業着(貸与を受けていた場合は、クリーニングして返却)
・名刺(仕事を通じて受け取った名刺も原則として会社の所有物のため返却)
・書籍や参考資料、事務用品などの備品
(※社費で購入したものは会社の所有物のため返却)
・業務用の関係書類
(※業務上の資料や書類、作成物は原則として会社の資産となるため返却)

【公的手続き】

■失業保険の手続き
■健康保険の手続き
■年金と税金の手続き

必要書類を揃え早めに公的な手続きを開始しましょう!

最後に

勤めた期間に限らず、入社面接からこれまで、お世話になったアパレル会社です。

退職しようとされているアパレル勤務の皆様が、
きちんとした手順をふんで、会社と話し合い、円満退職できることを願っています。

ふかふか~


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